CUT 関ジャニ∞6人それぞれの今

 

 

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CUTを読んだので、丸山くんのインタビューを読んで感じたことを中心に、例の如く支離滅裂な文字を書き連ねてみようと思う。

 

 

 

とは言ったものの、いかんせん胸がいっぱいだ。思った以上にあちらこちら、6人の言葉がグサグサと体中に刺さっている。刺さり続けている。


「永遠」も「当たり前」も存在しない。わかってはいても、実際にその現実を今年ほど実感させられる出来事はそうなかっただろうと思う。20年近くずっとそばにいた相手ですら一緒にいられることは当たり前ではなかった。そんな経験、誰もがすることじゃない。


『グループというのは痛みも感じて生きている』


彼らが受けた痛みは当然こちら側が想像出来るわけもなく、そしてその痛みは6等分されるわけでもなく、それぞれが真正面から受け止めるしかなかったのではないか。それはこの決断をしたすばるくんにしても、きっと彼にしかわからない痛みがあったのだと思う。丸山くんが、この当たり前でないという現実を『突き付けられた』と表現していたことが堪らない。


会見当日に丸山くんは主演舞台の東京初日を迎えることになったが、その前の大阪公演最終日にはメンバーたちと最後の話し合いを控えながら舞台に立っていた。一体彼はこの期間中、どんな精神状態で毎日を過ごしていたのだろう。これは当時からずっと考えてしまうところだ。


私は会見の1週間後に舞台を観に行ったのだけど、もちろん、その舞台上に立っていたのは紛れもなくはじめくんであり、カーテンコールでは私たちの知るかわいいかわいい汗だくの丸ちゃんが、キャストたちに囲まれながら笑顔いっぱいでそこに立っていた。そしていつもながら周りへの気配りも忘れたりはしない。そんな姿を見て、この人はプロなんだよな、と改めて思ったが、それはそれで少し失礼な気もした。大倉くんが『僕たちは葛藤や悩みを見せないのが仕事』だと言っていたように、彼は自分の仕事を真っ当しただけなのだ。でも、やっぱり、彼は、彼らはプロである。

 

『僕らが頑張れるってことは、そのエネルギーがきっとファンにも届くので』


"ここに"を聴いたときの丸山くんの感想が嬉しかった。届くと思うのではなく、届くのでと、そう言ってくれたことが単純にすごく嬉しかった。また、このときに彼が、音をうまくはめるのではなく、気持ちを込められるようになりたい。と言っていたのだけど、「なるほど」と腑に落ちた。特に疑問を持っていたわけでもないが、おそらくこれは、PV以外で一度もバンド体制での披露をしていない理由の一つではないかと。ベースで歌ってハモるって、あの人なんなくこなしちゃってるけど、ていうか関ジャニおじさんみんなにいえることだけど、それって全然普通じゃないもんね……。だからまあそりゃあね、響く響く。以前『耳が落ちる 丸山隆平編』でも書いたのだけど、"ここに"の彼のソロパートは本当に素晴らしかったと思う。魂。そこに込められた気持ちが形として目に見えていた。ただ、そうやって意識すると、すばるくんを思い出すという丸山くんには切なくもなる。

 

『自分は鈍感なんですよね、自分のことでいっぱいいっぱいで』


名古屋3日目、安田くんが泣いたときに丸山くん自身が感じたことだ。丸山くんは時々そういった発言をすることがあるけれど、個人的に、彼はべつに鈍感なわけではなくて、メンバーに対してはそうなれる人なんだと思っている。だって普段なら他者に目を向けられる人だ。そんな彼にも、自分のことでいっぱいになれる相手がいる。彼にとってはなにもマイナスことではないと思うのだ。

 

と、まあここまで自由にずらずらと書いてきたのだけど、なにより丸山くんが『どんな形でもあってくれればいい』と言っていたことにぐっと胸が締め付けられた。切ないとか苦しいとかでもなく、嬉しいとか安心したとかでもなく、とにかく胸が締め付けられた。関ジャニ∞って形があれば満足だと言う彼の言葉は、これまで当たり前だったことが当たり前じゃなくなったからこそ、そう願うのだろうから。


『次が勝負』


ファンは完全に受け手側。だけど、彼の言う通りそうなんだろうと思う。今はまだまだグループとしてどういう方向にむかっていくのか、その蛹の中身が形をなしていないのは至極当然のことだ。だけど個人としては、早く蝶になった姿を、と望んでいるわけでもなかったりする。そもそも、関ジャニ∞とはどういうグループなのか。歪な形をしたまま出てきてしまっていい。それを見せてくれていい。少しずつ少しずつ、その形を整えていけばいい。その為にかかる時間なんて惜しくもなんともないし、もがいてあがいて苦しんで、どこまでも人間臭く、だけど時にはカッコもつけて、そうやって一歩一歩ゆっくり進んでほしいと私は思う。いくらでも待てる。だって遅れはとっても決して後退していく人たちではないことを知っているから。それはきっとすばるくんだって同じだ。いや、絶対に。

 

こうしてまたひとつ、彼らのことを好きになってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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本当はさきほどの文章を書く前に、それぞれについても書いていた。気持ちが全くまとまらなくて全員ではないのだけど、そしてこれこそまさに支離滅裂なのだけど、一応備忘録としてここに書き残しておく。

 

 

 

 


錦戸 亮


まず最初に読んだときもそう。全員のインタビュー記事を読み終えた後もそう。錦戸くんは大変よく強がってくれたなって。色々なことがあったけれど、個人的にはもうこの感想に尽きる。強がりきれなかったところも含め、これまで以上によく強がったろうし強がってくれた。心から本当にありがとうと思う。ただ、悲しきかな彼の銀行口座を知らないことが悔やまれる。


丸山くんが関ジャムで彼の涙を目にしたときに『すごく素直な人やな』と思ったと話していた。本当だな、と私も思う。あの会見からずっと張り続けてきた虚勢が、ここで少し剥がれ落ちてくれて本当に良かったと思う。この放送後に書かれたレンジャーで、『もうこの人の隣で歌うことはないかと思ったら』と、自分が泣いたことについて話していたが、それを読んで、まあ当然ながら、大倉くんがドラムという立ち位置からずっと見てきたボーカル渋谷すばるの背中があるように、彼にもまた、ずっと隣でその存在を体に感じながら14年間歌い続けてきた、彼にしか見えない景色や温度があったんだろうなと。その虚勢を超えた感情の表現が涙という形になってしまったことは、いつどんなときだってカッコイイ人でありたいと思い続けている本人からすると、不本意なことだったかもしれないけれど、あの涙に救われた人はたしかにいるはずだし、私はまさにその一人である。


そして私が彼のインタビューの中で特に印象に残ったのが、『6人で今やらんかったらいつやるんやろう』という言葉だった。安田くんの状態を十分に理解した上でもなお、ツアーを中止するという考えはなかったところに「ああ、錦戸亮だ」と感じた。それが良いか悪いかということではなく、ただ単純に、これが錦戸亮だなと感じた。


多分、この中にはマイナスな気持ちもあったとは思う。毎年行ってきたツアーをこのタイミングで途絶えさせる。それは=グループが立ち止まってしまうような、半ば足踏み状態でこの2018年を終えるような、ある種の恐怖心を感じていてもおかしくはなさそうだなと。だが、とにもかくにも、海外公演も含めて無事にツアーが終わった今、結果としてこの選択は間違っていなかったと、えっ自分誰なんって感じだけど、でも勝手に断言したい。安田くんはもちろんのこと、それぞれもめちゃくちゃに無理はしただろうし、文面から受ける印象的に錦戸くんはおそらく強行派筆頭だったのだろうから、そのせいで自分自身を苦しめた部分もあったかもしれないけれど、でももう一度。どうせ結果論。だけど強行という選択は間違っていなかったと勝手に断言したい。6人を見て辛かったけど、今6人を見なかったら、きっともっともっと辛かったんだと思う。

 

大倉 忠義


36度3分。5分じゃなくて3分。私が大倉くんから受けるイメージはそんな感じだ。わかりづらいだろうと思うのだけれど、わざとわかりづらく説明してるわけではなくいかんせん語彙がない。まあとりあえず、大倉くんに関して私が受ける印象は、このような具合で、そして一貫してフラットであるし、あったということだ。全てを知った後に聞き直すと、たしかにその違和感に気付かされる会見前日のラジオ。それから会見当日の態度。そして会見後のラジオ。こちら側が彼の感情をわかりやすく読み取れたのはここぐらいではないかと私は思う。


今回のインタビューで、彼は1人、渋谷すばるの名前を出さなかった。時間は40分あったというので、話の中では出ていたかもしれない。でも紙面上には一度もその名前は出てこなかった。まあ、だからそれがなんだというところではあるのだけど、悩みや葛藤を見せないことが僕らの仕事だと言い切っている彼だから、勝手に推測して勝手に心配や不安を抱く暇があるのなら、いい加減私も、これから彼に、そして彼らに提示されるものを純粋に楽しめる、受け取れるような精神状態に早くなっておきたいと、大倉くんの言葉を読んで改めて思った。その道のりはとても長いけれど。

 


村上信五


終始フラットである。さきほどの大倉くんと同様に、村上くんもまたそうであったし、そうである。だけどこちらの受け取り方が大倉くんと異なってしまうのは、まあ、自然なことだろう。会見からこれまで、そして今回のインタビューを読んだ上でも再度思い知らされたのは「俺とすばるの間のことを他者に話すつもりは一切ない」という村上くんのその強い気持ちだった。


最近のところでいうと、すばるくんのソロコンに行ったとき、『観に行った』ということは教えてくれたが、その感想をレコメン内で求められたとき、彼は『言わない』ときっぱりと言い切った。大抵のことはオープンだけれど、村上くんはそういったことに関しては絶対に話さない。今回のことは少々意味合いが変わってくるかもしれないけれど、本当に大事な部分は、彼は自分の中だけで大切にしまっておく人だと思う。とても素敵で、そしてとても繊細な人なんじゃないかと思う。でも、村上信五はいかなるときだってプロである。


自分がするべきことは、いつもどおりでおること、とその言葉のままに、関ジャニ∞村上信五として、今日も彼はいつもどおり画面の中に存在してくれている。


それなのに、大丈夫かな、本当はああなんじゃないかこうなんじゃないか。私はいつもそんなふうに、本来は心配するべき部分でないところを勝手に案じてしまう。こんなことは、村上くんに対してすごく失礼だと頭ではわかっているのだけど、彼がいつもどおりであればあるほど、余計なことばかり考えてしまうし、寂しいと感じてしまう瞬間がある。彼に関しては、横山くん以上に表に何も出さない分、まだまだ、こんな気持ちを抱いてしまうのが正直なところ。だけど、記事の初っ端で、ヨコヒナの二人は先にすばるくんから話を聞かされていたと書かれていて、この事実を知れたことは自分の中でとても大きなことだった。良い意味で。だけど、それはおそらく三馬鹿会と週刊誌に撮られたあの日なんだろうかと思うと、下の4人が知るまでに4ヶ月もあったわけで、一体どんな気持ちで2人はあの会見の日までを過ごしていたのだろうと、またそんなマイナスの海に足を取られたりしてしまう。タラレバばかり。難しいな。


『割り切るために時間を当てるしかなかった』『ツアーもやらざる終えない状況だった』


この2つの言葉が、頭にすごく残った。

 


横山 裕


『応援したい』


横山くんはすばるくんの脱退が公表されたあの会見から最後の関ジャムを終える最後の最後まで、また他の雑誌や連載のインタビューなどでもずっと、変わらずそう言い続けていた印象がとても強い。すばるくんのした決断は自分の人生だって変わることになる大きな大きな決断。だけど横山くんもまた、錦戸くんのように口に出すことで自分自身に負荷をかける節が見受けられる。彼は一度自分が吐いた言葉は飲み込まない、まるであの台詞のままのような男の人だ。応援すると言った。彼は自分の大切な人をどこまでも大切にする。尊敬し感謝する。説得はもちろんするけれど、相手の気持ちを否定するようなことはしないように思う。それはすばるくんであろうが誰であろうが彼はきっと。


『6人でもできると思いました』と言った自分にドライかもしれないけど、と付け足していたけれど、それはこれまで積み上げてきたものがあるからこそ言える言葉だ。

 

 

 


読み終えた数時間後にここまで書いて、一日が経ち、丸山くんのことについて書いた。安田くんに関しては一番気持ちがまとまらなくて書き出すこと自体出来なかった。今回のことをきっかけに6人それぞれ変化を感じたが、私がその中でも特に変化を感じたのが彼だった。もう少し、今この体の中にあるいくつもの感情が掴めるようになってきた頃に、改めて文字に、ここに残したいと思う。

 

 

 

 

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『1』

新しいスタートのときだ。なんか、いい数字だなって。